Webサイトで配布しているPDFや画像、ZIPファイルなどが「どれくらいダウンロードされているのか」把握したいと思ったことはありませんか?
今回ご紹介するのは WordPressで簡単にダウンロード通知を受け取れるプラグイン です。
管理画面からメール通知やログ保存を設定でき、実際にどのファイルがどのページからダウンロードされたのかが確認できます。
しかも、ただ通知するだけではなく「人間によるダウンロードかどうか」も判定してくれるのが特徴です。
プラグインの主な機能
1. メール通知
ファイルがダウンロードされると、管理者にメールで通知が届きます。
メールには以下の情報が含まれます:
- ダウンロード日時
- ファイルURL
- ダウンロード元のページタイトル・URL
- IPアドレス
- 簡易的な「人間度スコア」
特に「どのページからダウンロードが発生したか」が分かるため、コンテンツの効果測定にも役立ちます。
2. ダウンロードログの保存
管理画面には「ダウンロード履歴」ページが追加されます。
ここには最新100件までのダウンロード履歴が保存され、表形式で確認可能です。
![ログ画面イメージ(例)]
- 日時
- ファイル名
- ページタイトル
- IPアドレス
- 人間度スコア
- 通知の送信状態
が一覧表示されるので、分析やトラブルシューティングに活用できます。
3. ショートコードで簡単に設置
記事や固定ページに以下のようなショートコードを貼るだけで、ダウンロードリンクが設置できます。
[download_link url="/wp-content/uploads/2024/sample.pdf" text="PDFをダウンロード"]
さらに、オプションを付ければ「直接ブラウザで表示」させることも可能です:
[download_link url="/wp-content/uploads/2024/sample.pdf" text="ブラウザで表示" download="false"]
デザインもボタン風に整えられているため、そのまま利用できます。
ボットによる不正アクセスをブロック
このプラグインは「通知システム」がメインですが、補助的に 人間検証機能 も搭載しています。
- ページ滞在時間
- マウス操作の有無
- クリックの間隔
- 画面解像度
- User-Agent のチェック
などを組み合わせてスコア化し、怪しいアクセス(ボット)からのダウンロードは通知対象から外します。
つまり、実際のユーザーが行ったダウンロードだけをカウントできる ようになります。
これにより、ボットによる「不自然なアクセス数の増加」に惑わされることがなくなります。
設定画面
プラグインを有効化すると、管理画面の「設定」メニューに「ダウンロード通知」が追加されます。
ここで以下を設定可能です:
- メール通知の有効/無効
- ダウンロードログ保存の有効/無効
- 通知先メールアドレス
- メール件名の変更
さらに、テストメール送信ボタンも用意されており、サーバーのメール機能を事前に確認できます。
無料ダウンロードについて
このツールは、完全無料で提供しています。
ツールのダウンロード
サポートについて
- 基本的な使用方法についてのお問い合わせは対応いたします
- 機能追加やカスタマイズのご要望もお気軽にどうぞ
※このツールの使用により生じたいかなる問題についても責任を負いかねます。必要に応じてバックアップを作成の上、ご利用ください。
まとめ
このプラグインを導入することで:
- 誰がどのファイルをダウンロードしたかを把握できる
- メール通知とログ保存で確実に記録できる
- 人間検証によりボットの影響を最小限にできる
といったメリットがあります。
配布ファイルの効果測定、資料ダウンロード数の管理、会員サイトの利用状況の確認など、幅広い用途に活用できるでしょう。
2 Comments
すごく参考になりました!
ダウンロード元のページタイトルやURLまで記録されるのは助かりますね。どの記事から反応があるのか一目で分かるのは便利です。
ひとつ気になるのは「人間度スコア」です。実際にどんな基準で判定しているのか、もう少し詳しく知りたいです。
ちょうどダウンロード管理をちゃんとしたいと思っていたので、この情報はありがたいです!
ログが残せるのも便利だし、通知メールをカスタマイズできるのもいいですね。
ただ、サーバーによってはメールが届かないケースもありそうなので、そういう場合の対処法があれば知りたいです。